ふらり旅いい酒いい肴「東京・銀座 青春の街と路地裏の愉しみ」 20181004

ふらり旅いい酒いい肴「東京・銀座 青春の街と路地裏の愉しみ」 20181004

華やかな世界都市「東京・銀座」。若いころに大人の愉しみを教わった青春の街でもある。青春の想い出とともに並木通りを歩く。並木通りは銀座文化の中心だが、むかし世話になった中華食堂が今でも残る。ランチは洋食で。「資生堂パーラー」は、1928年に本格的なレストランとして開業。日本洋食の草分け的存在だ。黄金色にまばゆく輝く“オムライス”は、伝統の味。
こだわりのチキンライスに、半熟たまご、創業以来変わらぬトマトソースをかけると、高級感漂う“オムライス”が完成する。懐かしい昭和の薫るひとときだ。陽が暮れて街の魅力に輝きが増す。並木通りの路地裏に昔と何も変わらない風景がある。銀座の大衆酒場「三州屋」だ。分厚い白木の机、店内を一周する品書短冊、きちんと並ぶ湯呑と給湯器。無口で実直そうな板前。
働くのはみな中年のおばさんという社員寮食堂のような安心感がここの最大の良さだ。好きな“鶏豆腐”や“あじフライ”あたりを肴に一杯やっていると、平凡な人生に感謝したくなる。店を出るとハイソな銀座。この落差が何ともいい。銀座の夜はバーでしめる。「あるぷ」は、路地裏も路地裏。細い小路を奥へ奥へずーっと進み、やっとたどり着く。まさに隠れ家のようなバーだ。創業は昭和51年。店名は山小屋からとったそうだ。
山小屋をモチーフにした内装はすばらしく、こと2階は藤城清治の影絵を基調に落ち着いたサロン風なつくりになっている。カウンターに座ってウイスキーグラスを傾けると、故郷に戻ったようにくつろげる。
「居酒屋探訪家」太田和彦


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ふらり旅いい酒いい肴「東京・銀座 青春の街と路地裏の愉しみ」 20181004 2000 木曜日 TVK