ブラジル秋田県人会の川合昭会長と、ブラジルで造られている酒「東麒麟」で研修中の小玉智之さん(潟上市の酒蔵6代目)。2人の姿を通して日本文化と秋田の将来を見つめる昨年の夏、今や秋田の代名詞となった米「あきたこまち」に匹敵する存在をブラジルに訪ねた。 1961年、秋田から移住したブラジル秋田県人会の川合昭会長(84歳)は、日本人としてのアイデンティティーを大切に生きるとともに、会の運営に自らのすべてを捧げてきた。一方、1934年、日本からの移民のためにブラジルで誕生した日本の酒「東麒麟」で研修中の小玉智之さん(26歳)は、潟上市にある酒蔵の6代目。
蔵の将来を見据えた研修の場にブラジルを選んだのには、祖父の代から続く東麒麟との深い縁があった。 番組では、川合さんと小玉さん、ブラジルで奮闘する2人の姿を通して日本文化と秋田の将来を見つめる。
【ナレーション】 後藤美菜子
【撮影】 北林竜大 【美術】 武藤優 【音響効果】 伊藤直人 【構成・編集・ディレクター】 佐藤真弓 【プロデューサー】 星野隆